更新日時:2008年12月26日



- 成年後見制度の理念とその意味は?
- 成年後見制度は、自己決定(自律)の尊重、現有能力の活用、ノーマライゼーションを基本理念としています。
自己決定の尊重とは、「自分のことは自分で決めることができ、そのことをみんなが尊重していこう」という考え方です。特に、成年後見人は、成年被後見人の生活、療養看護及び財産の管理に関する事務を行うに当たっては、成年被後見人の意思を尊重し、かつ、その心身の状態及び生活の状況に配慮しなければならない(民法858条)とされています。具体的には、本人の意思として「自宅で最後まで暮らしたい」といった希望をもっている場合、その本人の希望を尊重する考え方です。
現有能力の活用とは、「能力が低下しても、現に有する能力を最大限に活用して自分らしく生きていこう」という考え方です。
ノーマライゼーションとは、「ハンディをもっている人でも社会の中で普通に生活できるように社会の仕組みを変えていこう」という考え方です。
- 2009年10月08日死後事務委任契約
- 2009年09月01日成年被後見人の資格制限
- 2009年08月24日財産管理委任契約
- 2009年07月24日家庭裁判所の調査官による調査
- 2009年07月22日家事事件